脇汗 止める 方法

脇汗を止める方法とその理由

気になる脇汗を止める方法を考える上で、抑えておきたいのが、
どのようにして脇汗が出るのかということです。

 

脇汗が出る理由

人間は汗をかくことによって体温を調節し、体内の老廃物を排出していますが、
脇にはエクリン腺と呼ばれる汗腺が特に多いため、汗が多くなります。
このエクリン腺から出る汗は特に体温調節の機能があり、
また同じく脇にあるアポクリン腺という汗腺は
汗によって異性をひきつける役割をもっているので、強い臭いの汗を出します。

 

汗が出てきてしまうケース

・体温を調節する必要があるとき
まず、最も基本的な役割は体温調節ですから、
当然、体温が高くなったとき、運動した後などに出て行きます。

 

・緊張やストレスを強く感じるとき
緊張などで強くストレスを感じるケースにおいても汗が吹き出ていきます。
こうした場面においては、自律神経の中の交感神経が過剰に働き、
汗を出すように必要の無い指令が脳から出ているのだそうです。

 

・体温調節機能の異常があるとき
また、汗には体温調節機能を持っていることに触れましたが、
体温調節機能に異常が生じてしまって汗が出る場合もあります。
こうしたケースは冷え性の人や、運動不足の人に多く見られます。

 

・ホルモンバランスの乱れがあるとき
また、女性に特有の症状ですが、ホットフラッシュと呼ばれるものです。
更年期などホルモンバランスが乱れてくると、自律神経の失調が起こり、
エクリン腺が異常に刺激されることで暑さと関係なく発汗が起こります。

病院での脇汗・臭い治療とは

脇汗が多く臭いが気になる時に病院での治療を受けることができます。
脇汗を止めたいけど異常に多いのは多汗症の可能性があり、6つのチェック項目のうちの2つ以上に該当すると、
難しい病名ですが「腋窩多汗症(えきかたかんしょう)」の疑いが濃厚になります。

 

なお、6つのチェック項目は(1)両脇に同じくらいの汗をかく、(2)脇汗が生活に支障を来す、
(3)週1回以上大量の脇汗をかく、(4)25歳以前から脇汗を書いている、(5)同じような症状を持つ家族がいる、
(6)睡眠時にはそれほど脇汗をかかないで、このような人は病院で診察を受けることをおすすめします。

 

重度の「腋窩多汗症」は健康保険が適用される

分かりやすく単に多汗症と呼ぶことにしますが、この病気には2012年から健康保険が適用されるようになりました。
多汗症の重症度は、どの程度汗が気になるか、それがどのように日常生活に支障があるかを基準にして診断されます。

 

病院での脇汗治療

多汗症と診断されると、病院では塗り薬が処方され、これで70〜80%の人の症状が改善されます。
塗り薬で効果が認められない場合、従来は神経を切断するとか、汗腺を除去する手術がおこなわれました。
しかし今では手術ではなく、ボトックスRという注射で治療ができます。

 

ボトックスR注射とは

ボトックスR注射は本来美容関連でのシワ取りに有効とされていて、
この注射はボツリヌス菌がつくりだすタンパク質を精製した薬です。
この薬を脇下に注射すると交感神経から汗腺への情報伝達が遮断されるので発汗が抑制されます。

 

診察と診断、体質検査などの時間はかかりますが、実際の注射そのものはおおむね10分以内で終了します。
副作用はほとんど認められず、1回の注射で半年以上は効果が持続しますから、
年に2回の注射治療で汗が出なくなります。
ちなみに費用はかかりますが、健康保険が適用されますから多汗症で悩んでいる人は、
信頼できる医療機関で診察を受けるようにしましょう。